適用先 SUSE Linux Enterprise Desktop 12

20 Brasero:CDとDVDの書き込み

Braseroは、データ/オーディオのCDとDVDへの書き込みを行うGNOMEプログラムです。メインメニューからプログラムを起動するか、またはCtrlF2を押してbraseroコマンドを入力することでプログラムを起動します。ここでは、Linuxで初めてCDまたはDVDを作成するユーザのために、基本の書き込みプロセスを開始する方法について簡単に説明します。

20.1 データCDまたはDVDの作成

Braseroを初めて起動すると、図 20.1に示されたようなメインウィンドウが表示されます。

Braseroのメインビュー
図 20.1 Braseroのメインビュー

データCDまたはDVDを作成するには、次の手順に従います。

  1. データプロジェクトをクリックするか、メインメニューからプロジェクト › 新しいプロジェクト › 新しいデータプロジェクト...の順に選択します。プロジェクトビューが表示されます。

  2. ファイルマネージャから目的のディレクトリまたは個別ファイルのいずれかをドラッグアンドドロップするか、またはプラスアイコンをクリックします。Braseroでディレクトリ構造を直接表示するには、表示 › サイドペインの順に選択するか、F7を押します。

  3. オプションで、プロジェクト › 名前を付けて保存の順に選択して任意の名前を付け、このプロジェクトを保存します。

  4. メディアに名前を付けます。元のラベルはData disc (date)です。

  5. 書き込み...ボタンの横にあるプルダウンメニューから出力メディア(CD/DVDまたはISOイメージファイル)を選択します。

  6. 書き込み...をクリックします。前のステップで選択したメディアに応じて、新しいダイアログボックスが表示されます。

    • CD/DVD.  書込み速度や一次ファイルの保存場所など、いくつかのパラメータを定義できます。オプションの下で、イメージを直接書き込むかどうか、セッションを閉じるかどうか、書き込まれたデータを検証するかどうかなども選択できます。

    • ISOイメージ.  ISOイメージファイルのファイル名を指定します。

  7. 書き込みをクリックして手順を開始します。

20.2 オーディオCDの作成

オーディオCDの作成とデータCDの作成に大きな違いはありません。次の手順に従います。

  1. プロジェクト › New Project(新規プロジェクト) › New Audio Project(新規オーディオプロジェクト)の順に選択します。

  2. 個別のオーディオトラックをプロジェクトフォルダにドラッグアンドドロップします。オーディオデータは、WAVまたはOgg Vorbisのどちらかの形式でなければなりません。プロジェクトフォルダ内でトラックを上下に移動することにより、トラックの順序を決定します。

  3. 書き込みをクリックし、[Disc burning setup(ディスク書き込みの設定)]ダイアログボックスを開きます。

  4. 書き込み先のドライブを指定します。

  5. プロパティをクリックし、書き込み速度とその他の初期設定を調整します。オーディオCDを書き込むときは、低速の書き込み速度を選択した方が書き込みエラーが発生する可能性は低くなります。

  6. 書き込みをクリックします。

20.3 CDまたはDVDのコピー

CDまたはDVDをコピーするには、次の手順に従います。

  1. Disc Copy(ディスクのコピー)をクリックするか、またはProject(プロジェクト) › New Project(新規プロジェクト) › Copy Disc(ディスクのコピー)の順に選択します。CD/DVDコピーオプションのダイアログボックスが開きます。

  2. コピーするソースデバイスを指定します。

  3. 書き込み先のドライブまたはイメージファイルを指定します。

  4. 必要に応じて、プロパティで、書き込み速度、一時ディレクトリなどのオプションを変更します。

  5. コピーをクリックします。

20.4 ISOイメージの書き込み

すでにISOイメージが存在する場合は、イメージの書き込みをクリックするか、またはプロジェクト › 新規プロジェクト › イメージの書き込み...の順に移動します。メディアおよびライターを選択し、必要な場合はプロパティをクリックしてパラメータを変更します。パスとラベル付けされたポップアップメニューでイメージファイルの場所を選択します。書き込みプロセスを開始し、書き込みをクリックします。

20.5 マルチセッションCDまたはDVDの作成

マルチセッションのディスクでは、データを複数回にわたって書き込むことができます。この機能は、メディアよりも小さなバックアップを書き込む場合などに役立ちます。セッションごとに、バックアップファイルを追加していくことができます。興味深い点として、この機能はデータCDやDVDだけに限られているわけではありません。マルチセッションディスクにオーディオセッションを追加することもできます。

マルチセッションのディスクを作成するには、次の手順に従います。

  1. まず、20.1項 「データCDまたはDVDの作成」の説明に従ってデータディスクから開始します。オーディオCDセッションから開始することはできません。ディスクがいっぱいになっていないことを確認してください。新しいセッションを追加することができません。

  2. 書き込みをクリックします。Disc Burning Setup(ディスク書き込みの設定)が開きます。

  3. ディスクをマルチセッションに対応させる場合は、Leave the disc open to add other files later(後で他のファイルを追加するためにディスクを開いたままにする)を選択します。必要に応じて他のオプションを設定します。

  4. 書き込みをクリックして、書き込みセッションを開始します。

20.6 詳細情報

Braseroの詳細については、http://www.gnome.org/projects/brasero/を参照してください。

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