
アドオン製品は、システム拡張機能です。これは、SUSE Linux Enterprise Serverに基づく無償の拡張機能(SUSEソフトウェア開発キット(SDK)12など)であるか、有償の登録キーを必要とする追加製品(SUSE Linux Enterprise High Availability Extensionなど)であるかのいずれかです。拡張機能とアドオンには、物理メディアで入手できるものもあれば、SESUカスタマセンターまたはローカルの登録サーバにシステムを登録した後でのみ入手できるリポジトリとして用意されているものもあります。
アドオン製品の中には、サードパーティが提供しているものもあります。特定のハードウェアが正常に動作する上で必要なバイナリ専用のドライバはその一例です。このハードウェアを持っている場合は、システム用のバイナリドライバの使用可能性に関する詳細をリリースノートで参照してください。http://www.suse.com/releasenotes/、YaST、またはインストールしたシステムの/usr/share/doc/release-notes/にリリースノートが用意されています。
SUSEのカスタマセンターまたはローカルの登録サーバにシステムを登録すると、使用している製品向けのアドオン製品と拡張機能のリストを利用できるようになります。インストールの際に登録のステップを省略していても、YaSTでモジュールを使用すれば、いつでもシステムを登録できます。詳細については、10.2項 「システムの登録」を参照してください。
SUSEソフトウェア開発キット12は、SUSE Linux Enterprise 12のアドオンです。これは、アプリケーション開発用の総合的なツールキットです。事実、総合的な開発システムを提供するために、SUSEソフトウェア開発キット12には、SUSE Linux Enterprise Server製品の開発で使用されたすべてのオープンソースツールが付属しています。このSDKは、開発者、ISV(独立系ソフトウェアベンダ)、またはIHV(独立系ハードウェアベンダ)に、SUSE Linux Enterprise DesktopとSUSE Linux Enterprise Serverがサポートするすべてのプラットフォームにアプリケーションを移植する際に必要となるすべてのツールを提供します。
SUSEソフトウェア開発キットには、統合開発環境(IDEs)、デバッガ、コードエディタ、および他の関連するツールも備えられています。SDKは、ほとんどの主要なプログラミング言語(C、C++、Java、および大半のスクリプト言語など)をサポートします。ユーザの便宜のために、SUSEソフトウェア開発キットには、 SUSE Linux Enterpriseには用意されていないPerlパッケージがいくつか付属しています。
SDKは、http://download.suse.com/からダウンロードできます。「SUSE Linux Enterpriseソフトウェア開発キット」で検索してください。
インストールの際に登録のステップを省略していても、YaSTでモジュールを使用すれば、いつでもシステムを登録できます。
YaSTを起動し、 › の順に選択してダイアログを開きます。
各自または各自の組織が登録の管理に使用しているSUSEアカウントに関連付けられた電子メールアドレスを指定します。SUSEアカウントをまだ作成していない場合は、SUSEのカスタマセンターのホームページ(https://scc.suse.com/)でアカウントを作成します。
SUSE Linux Enterprise Serverに添付されている登録コードを入力します。
で続行して登録プロセスを開始します。ネットワーク上で1台以上のローカル登録サーバが利用可能であれば、そのリストからいずれかを選択できます。を選択してローカルの登録サーバを無視し、デフォルトであるSUSEの登録サーバに登録することもできます。
この登録では、オンラインのアップデートチャネルがインストールの設定に追加されます。
正常に登録すると、使用しているシステムで利用できる拡張機能、アドオン、およびモジュールのリストがYaSTに表示されます。これらを選択してインストールするには、10.3項 「アドオンと拡張機能(物理メディアがないもの)のインストール」に進みます。
以下の手順では、SUSEのカスタマセンターまたはローカルの登録サーバにシステムが登録済みであることが必要です。システムの登録作業を実行している場合は、10.2項 「システムの登録」のステップ 4を完了すると、拡張機能、アドオン、およびモジュールのリストがただちに表示されます。その場合は、次のステップを省略してステップ 3に進みます。
すでに登録が完了している場合は、YaSTを起動し、 › の順に選択して[登録]ダイアログを開きます。
このダイアログには、現在のシステムが登録済みであることが示されます。
使用している製品で利用できる拡張機能、アドオン、およびモジュールのリストを表示するには、をクリックします。
利用可能な拡張機能とモジュールの数は、登録サーバによって異なります。ローカルの登録サーバではアップデートのリポジトリのみを提供でき、追加の拡張機能は用意されません。
それぞれの説明を表示するには、そのエントリをクリックします。
インストールするエントリのチェックボックスをオンにします(複数選択可)。
をクリックして続行します。
選択した拡張機能のリポジトリがシステムに追加されます。インストールソースが別途必要になることはありません。
拡張機能を正常にインストールすると、YaSTにダイアログが表示され、そのダイアログでは、メディアで用意されている別のアドオンをインストールできます。これらを選択してインストールするには、10.4項 「アドオンと拡張機能(メディアによるもの)のインストール」に進みます。
メディアからアドオンをインストールする場合は、さまざまな種類の製品メディアを選択できます。そのメディアとして、DVD/CD、USB大容量ストレージデバイス(USBフラッシュディスクなど)、ローカルディレクトリ、ISOイメージがあります。ネットワークサーバからHTTP、FTP、NFS、Sambaなどを通じて、これらのメディアを提供することもできます。
システムの登録作業または拡張機能のインストール作業を実行している場合は、10.3項 「アドオンと拡張機能(物理メディアがないもの)のインストール」のステップ 5を完了すると、YaSTのダイアログがただちに表示されます。その場合は、次のステップを省略してステップ 3に進みます。
それ以外の場合は、YaSTを起動し、 › の順に選択して、YaSTのモジュールを開きます。コマンドラインでsudo yast2 add-onを実行して、このモジュールを開始することもできます。
このモジュールを最初の状態から開始すると、すでにインストールされているアドオン製品の概要が表示されます。
ここから新しいアドオン製品をインストールするには、をクリックします。
ダイアログで、アドオン製品のインストール元とするメディアの種類に一致するオプションを選択します。
ネットワークをスキャンして、SLP経由でサービスをアナウンスしているインストールサーバを検索するには、を選択してをクリックします。
リムーバブルメディアからリポジトリを追加するには、該当するオプションを選択して、メディアを挿入するか、またはUSBデバイスをコンピュータに接続します。をクリックして、インストールを開始します。
大半の種類のメディアでは、該当のオプションを選択してをクリックすると、メディアへのパス(またはURL)を指定するように求められます。の指定は任意です。何も指定しない場合は、製品名またはURLがリポジトリ名として使用されます。
はデフォルトで有効になっています。このオプションを有効にしていない場合は、後で必要になったときにYaSTによって自動的にダウンロードされます。
追加したリポジトリによっては、署名用のGPGキーをインポートするかどうか尋ねられたり、ライセンスに同意するように要求されることがあります。
これらのメッセージを確認すると、メタデータがダウンロードされ、解析されます。これにより、のリストにリポジトリが追加されます。
必要に応じて、9.3.2項 「リポジトリプロパティの管理」の説明に従い、リポジトリのプロパティを調整します。
をクリックして変更内容を確認し、設定ダイアログを閉じます。
アドオンメディアのリポジトリを正常に追加すると、ソフトウェアマネージャが起動し、パッケージをインストールできるようになります。詳細については、第9章 ソフトウェアをインストールまたは削除するを参照してください。